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5月

看護師が内視鏡技師資格を取得するメリット

内視鏡業務の中での一般的に広く普及している消化器内視鏡検査業務は、細胞の採取、異常な組織の治療、レーザーによる止血など、年々応用範囲が広まっています。
それに伴い正しい知識や技術を持った看護師のニーズが高まっています。
内視鏡室や検査室など内視鏡に関わる看護師は消化器内視鏡技師の資格取得により、業務の幅が広がり活躍の場が増えます。
また内視鏡業務に関する患者の体位や介助、新しい機材の情報や最新の検査及び治療技術情報を学べるので、より専門性を高める為にも重要な資格です。
消化器内視鏡技師は医師の指導の下、消化器内視鏡業務に従事できる役割を担う資格で、内視鏡や関連機器の管理、整備や修理を行い、患者の看護と検査、治療医の補助を行います。
受験資格は、日本消化器内視鏡学会認定の専門医師の指導を受け、学会員の従事する内視鏡室に2年以上の実務経験があり、学会の指定する内視鏡機器取扱講習会やセミナー及び学会に出席することで得られます。
資格取得までには、受講料や認定料などの費用と、半年から1年程の期間を要します。
認定までの流れは社団法人日本消化器内視鏡技師会のHPに講習会情報が掲載されるので、自分の都合の良い講習会に参加します。
認定審査は年1回毎年3月ごろ全国各所で行われ、学科試験に合格すれば認定され登録されます。
内視鏡技術は日々進歩しているので、資格取得後も勉強を怠らないことが大切です。
検査や処置、作業の流れを予測して判断や行動に移す能力の向上を目指し、内視鏡に関する処置技術や看護技術を並行して、より確実に行えるようにしていくことが重要です。